Perplexity できること

最終更新: 2025/05/06



用語解説

  • 課金 → Pro版
  • 最高 → 旧「自動検索」(使用するAIを指定しない検索)
  • 高度な検索 → Pro検索
  • コンテキストウィンドウ → AIの記憶力
  • トークン → 文字数(処理単位)

競合サービス例

  • GenSpark
    • 無料
    • Perplexityより複雑なシステムプロンプトが設定されている(→企業側がユーザーの利用方法を制限している側面あり)

Pro版 招待リンクについて


最も注意すべき点 / 強みと弱み

結論

  • 話題のAIを試したいならPro版がおすすめ。
  • 非常に長い文章や文書(例: 数十万字レベル)のやり取りは、他社の公式Web UIが優位な場合がある。
  • 中〜長程度の文章を、様々なAIモデルを使い分けてやり取りするならPerplexityが優位。
  • 日本語ファイルの添付が不安定BOM付きUTF-8形式で添付すれば読み込み可能(後述)。
  • 頻繁なバグや仕様変更には注意が必要。
  • Perplexityは「検索AI」としての側面が強い。検索特化のため、チャット機能などにいつ規制や仕様変更が入るか分からない点(例: 短文チャットのみに制限される可能性など)は留意すべき。

強み

  • 多様なAIモデルの利用: Pro版では他社AI(GPT, Claude, Grok, Geminiなど)をやり取りごとに使い分け可能。
  • 豊富な会話回数: 他社公式Web UIと比較しても、多くの回数(Pro検索は1日300回以上)の会話が可能。
  • 画像生成: アップデートにより、高品質な画像生成(GPTImage1、Playground v3など)が利用可能に(1日5クレジット分)。

→しかし、コンテキストウィンドウ(AIの記憶力)には制限がある点に注意。

弱み①:コンテキストウィンドウ(記憶力)

  • 他社AI利用時のコンテキストウィンドウの上限がPerplexity公式からは明示されていない(各モデルのネイティブな能力より制限されている可能性)。
  • 一度に大量のテキスト(例: 10万文字以上)を入力すると、読み込まれない場合がある。
    • → 大量の添付ファイル、長大な論文、小説などの読み込みには不向きなケースがある。
  • 現状: 一部の高性能モデル(Claude 3.7 Sonnet, Gemini 2.5 Proなど)は、ある程度の長い会話でも記憶を維持できる場合が多い。
    • → ただし、Perplexity側での制限により本当に記憶を維持できているのか、単に「賢いAIが文脈に合わせて応答している」だけなのかは不明確。

→さらに、一度の出力文字数も公式Web UIに比べて少ない傾向がある。

弱み②:出力文字数

  • 通常、一度の出力は約4000トークン程度が目安。
    • → 日本語換算で約3000〜4000文字弱
    • → 4000文字以上の記事作成、リライト、小説執筆、長文コード生成などを一度に出力させるのには不向きな場合がある。
  • 現状: 新しいモデル(Claude 3.7 Sonnet, Gemini 2.5 Proなど)は、指示次第で1万文字以上の出力も「一応」可能な場合がある。
    • → ただし、「〇〇文字で」といった文字数指定や「冗長に説明して」といった指示が必要な場合がある。高度な質問には自然と長い回答が返ることもある。
    • → ここで注意したいのは、「本を書く」「アプリを共同開発する」といった長期的なセッションや連続した長文出力。必ずしも長文=高品質ではない点にも注意。
    • → 弱み①と同様、Perplexity公式の説明がないため、いつ長い出力ができ、いつ短文に制限されるかはPerplexityの方針次第
  • 参照: 公式FAQ(Pro検索の利用回数について。情報が古い可能性あり)

なにができるか (Pro版)

  • Web検索: 可能。検索ソース(Web全体、学術論文、YouTubeなど)の指定も可能。
  • Web検索をオフにしてAIと会話: 可能。
  • 画像生成: 可能(GPTImage1, Playground v3, DALL-E 3, FLUX.1など。クレジット制)。
  • ファイル読み込み: 可能。
    • 注意点: スペースにデフォルトで含めるファイルの場合、BOM付きUTF-8形式を推奨(文字化け対策)。
  • 会話全体へのプロンプト適用: 可能(スペース機能を利用。カスタム指示は4000文字まで)。

無料版とPro版の違い

結論

  • 他社製の高性能AIモデルを利用できるかどうかが最大の差。
  • Pro検索(高性能モデルや長文回答に適した検索)の使用回数
  • Perplexity独自のAIモデルは「Sonar」。

無料版

  • Pro検索は1日5回まで利用可能。
  • 使用するAIモデルを選べない(主にSonarが使われる)。

Pro版

  • Pro検索は1日300回以上利用可能。
  • 使用するAIモデルを選択可能(選択したAIを確実に使いたい場合はPro検索を利用)。

※注意点

  • 各モデルには内部的な利用上限がある可能性があり、上限に達するとAIを指定していても自動的に別のモデル(おそらくSonar)に変更されることがある。
    • (判別方法の目安: 応答速度が非常に速い場合はSonar、同程度に速い場合はGPT-4o miniの可能性あり)
  • スマホアプリ版では、まだ会話ごとにモデルを選択する機能が完全には実装されていない(2025/05時点)。
    • 「設定」からPro検索でデフォルトで使用するモデルを1つだけ指定可能。推論モデルは個別選択できる場合あり。
  • 参照: 公式FAQ (2025/03/08付の情報。最新状況は変更の可能性あり)

Pro版で選べる主なAIモデル

  • Perplexity: Sonar
  • OpenAI: GPT-4o, GPT-4o mini (旧称 推論)
  • Anthropic: Claude 3.7 Sonnet, Claude 3.7 Sonnet (旧称 推論)
  • Google: Gemini 2.5 Pro
  • xAI: Grok-Llama3-70B (旧称 Grok3ベータ)
  • DeepSeek: DeepSeek Coder v2 (旧称 DeepSeekR1 推論)

※モデル名は変更される可能性があります。


「最高」(自動選択)を選ぶとどうなるか?

結論

  • 自分が意図しないモデル(特にSonar)が選択される可能性が高い。
  • Pro版ユーザーであれば、あえて「最高」を選ぶメリットは少ない。
  • Pro検索の利用回数は十分に多いため、無駄に回数を「温存」する必要性は薄い。
  • 目的に合わせてAIモデルの特性を理解し、選択することを推奨。

スペースを使って会話する方法

結論

  • スペースを選択し、「スペース名(タイトル)」と「カスタム指示(プロンプト)」を書き込むだけで作成可能。
  • 注意点: アップデートで「デフォルトでウェブを含める」項目が追加された。スペース作成時には表示されないため、作成後に再度スペース設定を開き、オン/オフを確認・変更する必要がある。

やり方

  1. サイドバー(またはライブラリ)で「スペース」を選択し、「スペースを作成する」をクリック。
  2. 「タイトル」と「カスタム指示」を記入する。
    • この2つの欄の内容が、そのスペース内での会話でAIが常に参照する「プロンプト」となる。

「タイトル」

  • AIが参照する部分なので、内容に注意。
  • 特に意図がない場合は、「あ」など無関係な文字にしておくと、意図しないプロンプトとして解釈されるリスクを減らせる。
    • 例: 悩みを相談したいのにタイトルを「なんでもネガティブに捉える作家」にすると、AIの応答が不適切になる可能性がある。

「カスタム指示」

  • いわゆるメインのプロンプト欄
  • ここの指示は、スペース内のすべてのスレッド(会話)でAIが常に参照するため、非常に重要。
    • 指示の遵守度はモデルの性能や特性による。推論モデル(軽量版)は比較的遵守度が高い傾向があるが、絶対ではない。
  • 文字数制限:
    • Webページからの編集: 最大4000文字
    • スマホアプリからの編集: 最大1500文字
    • 注意: スマホアプリで作成・編集したスペースは、Webからアクセスしても1500文字制限が引き継がれる場合がある。
  • スペース作成後、そのスペース内で新しい会話(スレッド)を開始できる。
  • そのスペースに属する限り、スレッド内の会話ではカスタム指示が参照される。
  • 会話履歴: ライブラリでスペースごとにスレッドを確認できる。

「スペースの変更」(Web版)

  • 会話(スレッド)を開いた状態で、右上の「…」メニューを選択。
  • 「スペースに移動」を選び、移動させたいスペースを選択。
  • これにより、移動後のやり取りは、移動先のスペースのカスタム指示を参照するようになる。

Web検索を切ってAIと会話する方法

結論

  • 入力欄下の検索フィルター(フォーカス)アイコンをクリックしてオフにするだけ。
  • オフにしても検索されることがある場合はバグの可能性が高い。
  • Web版とスマホアプリで操作方法や挙動が少し異なる。

Web版

  • ホーム画面でもスペース内でも操作は同じ。
  • 入力欄下の地球儀アイコン(フォーカス)をクリックし、「ウェブ全体」「学術論文」「YouTube」などのチェックをすべて外す
  • 一度オフにすれば、再度オンにするまでオフの状態が維持される。
  • すべてオフの状態でも、チャット内にURLを貼り付ければ、そのリンク先の情報は読み取ってくれる場合がある。
  • バグ?: まれに、すべての検索ソースをオフにしても、AIが応答時に検索を実行してしまうことがある。
    • 応答に脚注(,など)が表示されていなければ、検索結果は実際には反映されていない可能性が高い(単なる表示上のバグ)。
    • 脚注が表示されている場合は、検索結果が反映されてしまっている。
    • スペース設定の「デフォルトでウェブを含める」がオンになっていないかも確認。

スマホアプリ版

  • ホーム画面でもスペース内でも、「質問してみましょう」と表示されている入力欄の横にあるフィルターアイコン(ホーム画面では「フォーカス」、スペース内では「情報源」と表示されることが多い)をタップしてオフにする。
  • 注意点:
    • Web版と異なり、新しい会話を開始するたびに、毎回検索をオフにする必要がある場合があり、手間がかかる。
    • 会話の途中のスレッドから再開する場合、検索フィルターをオフにするオプションが表示されず、強制的に検索がオンになることがある。
    • → 途中のスレッドから会話を再開したい場合は、Web版(PCブラウザまたはスマホのブラウザ)からの利用を推奨。

FAQ(よくある質問・トラブル)

  • Q: ライブラリのスレッドが全部消えた!BANされた!?
    • A: 非常によくあるバグです。焦らず、しばらく待てば大抵元に戻ります。スペース機能を使っている場合は、ライブラリではなくスペース一覧から該当スレッドにアクセスできるか試してみてください(スペース自体が消えていることも稀にあります)。ページの再読み込みを繰り返すか、時間を置いて再度確認してみてください。
  • Q: Web検索をオフにしたのに勝手に検索される!
    • A: これもまれによくあるバグです。待てば治ることもありますが、続く場合は、一度会話内容をコピーし、新しいスペースやスレッドでやり直すと治ることがあります。スペースの場合は、設定の「デフォルトでウェブを含める」がオフになっているか再確認してください。
  • Q: Claude (推論) の応答が急に中国語になった!
    • A: たまにあるバグです。待てば治ることが多いです。内部的にモデルが一時的に切り替わっている(例えばDeepSeekなど)可能性があります。
  • Q: スペースや会話で日本語のファイルを添付しても文字化けする!
    • A: ファイルの文字コードが原因の可能性があります。「BOM付きUTF-8」形式でファイルを保存し直してから添付すると、正常に読み込まれる場合があります。
      • 会話中のファイル添付で問題が起きることは比較的少ないです。
      • スペースにデフォルトファイルとして添付した場合に読み込まれないのは、バグの可能性があります。
      • (補足: 日本語ファイル名が中国語として認識される現象も報告されていますが、原因は不明です)
  • Q: スマホアプリで入力しようとすると、「リンクを共有」画面が出てきて会話できない!
    • A: 入力欄をタップする際、誤って右側の共有ボタン付近をタップすると発生するUI上の問題(仕様?)です。イライラしやすいポイントなので、入力時は確実に文字入力エリア(左側)をタップするよう心がけてください。

著: 生成AIヶ丘

転載禁止
無断で転載した場合、転載料金3万円をいただきます。

Edit Report
Pub: 08 Mar 2025 17:38 UTC
Edit: 15 May 2025 21:05 UTC
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