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ポケモン世界における成人年齢が10才であるのは有名ですが、私はもう一歩進んだ説を提唱したいと思います。
それは「自分のパートナーポケモンを持った時をもって成人」とする説です。
多くのポケモン本編において主人公が10才の誕生日を迎える際、博士などからパートナーとなるポケモンをもらって旅に出る描写があるため10才説が強いですが、そうではないと提唱する根拠として、主人公と相対するNPCトレーナーたちの存在があります。「たんぱんこぞう」言わずと知れた少年ですが、彼らは親などの保護者の同伴なく、自分の判断によって危険なポケモンが蔓延る森の中などにいます。「ポケモンごっこ」どう見ても幼女ですが、こちらも保護者の同伴などはありません。「ポピー」公式設定年齢なんと9歳でありながら四天王です。責任ある役職に就いていることからも成人として扱われていることは明白です。
以上の根拠から、「パートナーポケモンを持った時をもって成人」とする説を提唱します。

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そもそも論ですが、ポケモン世界における「生物」とは、=ポケモンあるいはポケモン亜種とする説があります。私はこの考えは非常に説得力がある説だと考えており、ポケモン世界における「人間」は、エスパータイプポケモンの亜種ではないかと考えています。眠った少年が、朝起きるとユンゲラーになっていたという初代の図鑑説明などは最も顕著な例ではないでしょうか。
20Kgという、普通に両手で持ち上げることすら大変な重さのイシツブテを投げ合う「イシツブテがっせん」とかいう行事が存在することも、こいつら人間じゃねえわと思う大きな理由になります。
はどう使いなどの存在を鑑みるに「エスパー・かくとう」の複合タイプかもしれません。まあ、詳しい分類は置いておいて……。
つまり現実における我々「人間」と、ポケモン世界における彼ら「人間」は根本的に別種の生き物なのです。
そして、その「ポケモン世界の人間」の能力とはズバリ、「ポケモンと心を通わせ、力を引き出す能力」です。
ゲーム的な話は別として、ポケモン世界では実力の高いトレーナーが使うポケモンは明らかに他のポケモンとは一線を画す能力を持っているように描写されます。有名なのはレッドのパートナーであるピカチュウでしょうか。それは、「能力」が成熟しているからと説明できます。
であるからこそ、ポケモンバトルがあんなにも社会に深く溶け込み、ポケモンバトルの実力が高い人物が尊敬を集める理由にも説明がつきます。
これは「パートナーポケモンを持った時をもって成人」説にも密接につながる話です。つまり、「パートナーポケモンと心を通わせ、力を引き出せた」=「成人」なのです。

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もちろんポケモン世界においても「人間」は言葉を持つため、色んな事柄を理性や社会性によって何重にもオブラートに包んで説明されますが、突き詰めるとすべて「人間としての本能(ポケモンと心を通わせ、力を引き出すこと)」が基盤となっていることが分かると思います。
現実に当てはめて考えれば、「目があったらポケモンバトル!」「負けたらお金を払う!」なんて言えば「ガン飛ばされたからカツアゲした」でしかないでしょう。
ですが作中の人物はこの行為に対して誰一人として疑問に思いません。つまり、当然の事。社会的に地位を持った営みなのです。
なぜか。それは「ポケモンと心を通わせ、力を引き出すこと」つまり人間の本能を提示し合う行為だからです。
イヌ社会において縄張りをたくさん持ってるやつが偉いのと同じように、ポケモン世界のヒト社会においてはポケモンの力を引き出せる奴が偉いのです。

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ところで、危険なポケモンが徘徊する草むらなどで、保護者の同伴なく一人で活動することができている「ポケモンごっこ」と呼ばれるトレーナーは成人でしょうか?

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つまり、「自分のことは自分で決めることができる。責任ある大人の女性」ですね。

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Pub: 29 Aug 2025 13:25 UTC

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